このサイトを作成するのに使用してきた、キャノンのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)のIXY DIGITAL 910 ISが、いよいよ壊れそうである。まあ、サイト作る前から数えると、かれこれ12年ほど使ってるので当たり前ですな。シャッターボタンは押しすぎてゆるゆるだし、ピントは微妙に合わなくなってるし、バッテリーは劣化してすぐ切れる。これはさすがの私も古くなったと感じたから、この度カメラを買い替えることにした。
※最初は、私が持っているスマートフォン(ソニーのXperia A)のカメラで良いのではないかと思ったが、スマホのカメラのズームは、一般的にデジタルズームで、光学ズームではないため扱いにくい。デジタルズームはズームする度に画質が悪くなる。
では、どんなカメラを買うのか?私の場合、以下のような条件のカメラかなと。
1と2は、私のようにそれほどカメラに思い入れがあるわけではない人が、時々外でも使いたい場合、条件に入るだろう。
3はせっかく今からカメラを買うなら、センサーサイズが、最低でも現在発売されているスマホより大きいものを買おうということである。センサーサイズとは撮像素子の大きさのことで、画質に直結する重要な部分だ。現在発売されているスマホのセンサーサイズは、最大で1/1.7型とのことなので、買うのは1.0型以上のセンサーのカメラということになる。
上記のことから、今の私には俗に言う高級コンデジが最適なのではという結論に至った。しかも、今でも売られているソニーのサイバーショット DSC-RX100の初期型が。これだと、カメラのキタムラネットショップで未使用が入荷するのを待てば、3万円未満で買える。確かに安いなりのデメリットがあるが、サイズが小さく、センサーサイズが1.0型なのが魅力だ。
ということで、本当にカメラのキタムラネットショップで、ソニーのサイバーショット DSC-RX100の未使用が入荷するのを待ってから買った。1万円安く買うために1ヶ月ぐらい待ったかな?もうここまできたら、どれだけ安く買えるかのただのゲームだね(笑)。商品の受け取りは諸事情により、店舗受け取りを選んだ。実際に商品を受け取ったのは注文から約1週間後。
※この時、店員より保証は、カメラのキタムラの保証が6ヶ月になるという説明を受ける。未使用でも中古扱いなので、1年のメーカー保証は付かない。まあ、1年が6ヶ月になるくらいだったら、些細なデメリットだろう。
家に帰り、早速黒の四角い外箱を開けると、新品同様の内容物が出てくる。本体、バッテリー、マイクロUSBケーブル、ACアダプター、ストラップ、ストラップアダプター、取扱説明書、保証書など。本体には透明のフィルムが貼られたままだ。未使用なので当然か。フィルムをはがした後にストラップを付け、あらかじめ用意しておいた、ハクバの液晶保護フィルムのDGF2-SCRX100M7をできるだけ綺麗に貼った。
※充電器とSDカードが付属していないが、充電器はサイバーショットが本体内で充電するタイプのため付いていない。SDカードは自分で用意する必要がある。
それから、ソニーのサイバーショット DSC-RX100を買った直後になるが、グリップとケースも買い足した。グリップはソニー純正のAG-R2、ケースはハクバのピクスギア タフ03 カメラケースM SPG-TG03CCMBKにした。やっぱりちょっと良いカメラを買ったら、かっこつけたくなるし、大事にしたくなるんだよね。予備のバッテリーはバッテリー持ちを確認してからにしよう。
さらに、少し後になって、東芝のSDカードのFlashAir W-04 SD-UWA064Gも買い足すことにした。なぜなら、これがソニーのサイバーショット DSC-RX100の一番のデメリットになると思うが、無線LANが付いていないからだ。詳細は東芝のSDカード FlashAir W-04 64GB SD-UWA064Gの評価に記載。
さて、それではぼちぼちレビューに移っていこう。グリップのAG-R2はレビューが終わってから付けることにする。
全体的になかなか良い。黒一色の味気ない無骨な外観だが、良くも悪くもカメラっぽいし、高性能なカメラほどこういう外観な気がする。材質はボディがアルミニウムで、その他のパーツがほぼプラスチック。
正面にはレバーやランプ、レンズがある。ロゴなどもあるが、レンズだけがひときわ大きいのであまり目立たない。レンズは【1.8-4.9】の表記からかなり明るいということがわかる。
背面には液晶モニターやコントロールホイール、各種操作ボタンがある。液晶モニターはサイズが3.0型で解像度が約123万ドット。非常に高精細だ。ただ、チルト式やバリアングル式のような可動式ではなく、昔ながらの固定式。
※固定式は不便だが、サイズが小さくて済むというメリットもある。
上面にはフラッシュやマイク、電源ボタン、シャッターボタン、電源/充電ランプ、モードダイヤルがある。個人的には、このモードダイヤルでサイバーショットって感じがするわー。
下面には、バッテリー/メモリーカードカバーや三脚用ネジ穴、HDMIマイクロ端子がある。スイッチをスライドしてカバーを開けると、バッテリーとSDカードをセットできる。HDMIマイクロ端子にも一応カバーが付いている。
向かって左面には、マイクロUSB端子とストラップ取り付け部がある。マイクロUSB端子は充電とデータ転送に使う。マイクロUSB端子には一応カバーが付いているが、貧弱なのですぐもげそう。
向かって右面にはストラップ取り付け部とスピーカーがある。このカメラにはストラップ取り付け部が2ヶ所あるようだ。
私は他のサイバーショットや、スマートフォンのXperiaのカメラを操作したことがあるので、「それらと操作性が似ているだろうな」という予想のもとで試写に入る。
まずバッテリーとSDカードをセットし、バッテリーが充電されていないなら、十分に充電する。そして、電源ボタンをオン。ワンテンポ遅れてさほど音もなくレンズが伸びる。その伸びたレンズがボディの限界ぐらいまで太いため、何かちょっと不格好で思わず笑う。1.0型のセンサーが搭載されているとこうなるのか。背面の液晶モニターも解像度が高くて非常に綺麗。
画角は広角28mmスタートのため、今発売されているコンデジと比べると、やや狭い。これも昔発売されたコンデジならではのデメリットか。ただ、私の場合、ブツ撮りがメインになると思うので、これくらいの画角がちょうど良いかもしれない。
操作性は静止画を撮るだけなら、他のコンデジと何も変わらない。ただシャッターボタンを半押しから全押しするだけ。その他の操作性も上述したように予想どおり。ある程度は感覚だけでわかった。
※これはサイバーショット全般に言えることだと思うが、今のところ、撮った静止画の削除がボタンひとつでできないことだけがやや気になるね。
詳細な機能や使い方は、取扱説明書などを見て使いながら覚えていくしかないと思う。ちなみに、動画は60pのフルHD撮影が可能のようだ。
そして、肝心の画質だが、これは今後このサイトにアップする画像で確認して欲しい。個人的にはデジタル一眼カメラに迫る写真が撮れていると思う。
また、試写とは直接関係しないが、画像サイズは有効画素数が2020万画素のせいかかなり大きくなっている。最小で2736×1824。アスペクト比も4:3ではなく、3:2がデフォルト(標準値)。このサイトでは、960×640ぐらいにリサイズして使うしかないだろう。この一手間がやや面倒だ。
※一般的なコンパクトデジタルカメラのアスペクト比は、4:3がデフォルトだが、デジタル一眼カメラなどの高性能なカメラのアスペクト比は、3:2がデフォルトらしい。
なぜ面倒かというと、キャノンのコンデジのIXY DIGITAL 910 ISでは、最小の画像サイズは640×480だったので、トリミングするだけでよかったから。そうは言っても、当初はデジカメのことを何もわかってなかったので、画像サイズを統一すらしてなかったのだが(笑)。
ソニーのコンデジのサイバーショット DSC-RX100は、無線LANが付いていない、画角がやや狭いなどのデメリットがあるが、それらを許容すれば、安くて高画質な良いコンデジだ。1.0型のセンサーを搭載している高級コンデジの中では、価格が非常に安いし、固定式液晶モニターならではのサイズの小ささもある。そして、レンズもかなり明るい。
室内でのブツ撮りがメインで、時々外でも使う程度の用途なら、このコンデジで良いのではないか。価格、サイズ、性能とも満足できるだろう。
○メーカーホームページ:ソニー
定価 | 購入日 | 購入店 | 状態 | 購入価格 |
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オープン | 2019/12/09 | カメラのキタムラ | 未使用 | 28,490円 |
私の購入記録は上記のとおり。カメラのキタムラネットショップで注文して店舗で受け取ったので、もちろん代引き手数料や送料などはかからなかった。
最安値は、私の知る限りではカメラのキタムラネットショップの未使用28,490円。一応高級コンデジなのに、型落ち品をせこーく買うと、発売当初に買ったキャノンのコンデジのIXY DIGITAL 910 ISより1万円安く買えた!
※商品価格はいずれも税込表示。
発売から7年以上経っても、サイバーショット DSC-RX100は生産されている。現在、DSC-RX100~DSC-RX100M7までのラインナップがあるが、直接の後継機種はDSC-RX100M2。各機種の仕様の違いは、ソニーのホームページで確認して欲しい。