Inspiron 15 3000(3567)スタンダード(DELL)のレビュー

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Inspiron 15 3000(3567)スタンダードの画像

主な仕様
OS
Windows 10 Home(64bit)
CPU
インテル Core i3-7100U プロセッサー(2.40GHz)
キャッシュメモリー
3次キャッシュ:3MB(CPU内蔵)
チップセット
プロセッサーに内蔵
メインメモリー(標準/最大)
8GB(8GB×1)/16GB(8GB×2)PC4-19200(2400MHz)対応
ソリッドステートドライブ
120GB
ディスプレイ
15.6型 HD(1366 x 768)Truelife LED-バックライトディスプレイ
サウンド
インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠
その他
質量:約2.3kg

私はWindows Vistaのサポートが終了しても、1年ほどVistaのパソコン(東芝のdynabook TX/67E)を使い続けてきた。だが、年々セキュリティが甘くなるのが気になってきたので、DELL(デル)のInspiron 15 3000(3567)スタンダード・SSD搭載(即納モデル)に買い替えた。

※SSD (Solid State Drive:ソリッドステートドライブ) とは簡単に言えば、フラッシュメモリーを用いた、パソコンの記憶装置のことである。HDD(ハードディスクドライブ)に比べて、アクセスが速くて動作音が静かなのが特徴。

DELLの直販のパソコンにした理由は、性能の割に価格が安いから。ここはいつも何かしらのセールをやっていて助かる。ノートパソコンの価格は、dynabook TX/67Eのさらに半額以下の5万円に。現在最新の第7世代のCore i3が、載っていてこれだから本当に驚きである。

ただし、カスタマイズは、HP(ヒューレット・パッカード)と比べると、即納モデルのためか選択肢が少ない。CPUやメモリ、SSDなどの内部パーツは全く変更できないみたいだ。色はブラックとグレーの2色があるが、グレーは光沢のようなので、非光沢のブラックにした。

では、注文してから4日ほどで商品が到着したので、早速レビューしていこう。

平たいダンボールの外箱に本体、ACアダプタ、スタートアップガイドなどが入っている。入っているものが拍子抜けするほど少ない。マウスが入っていないので、余ったマウスを代用することにしよう。

ACアダプタは、大きさがdynabook TX/67Eの物の半分ぐらいしかない。取り回しやすい上に省電力そうで良い。

スタートアップガイドは簡易的なものでほとんど役に立たない。

保証書は入っていない。これは、サービスタグナンバーで管理されている情報が保証書の代わりになるためとのこと。サービスタグナンバーは本体の底面に貼付されている。保証期間はメーカー保証が1年間。カスタマイズで複数年の保証(有料)も付けられたが、私は付けなかった。

外観

外観は至って普通。無骨だが、側面の光沢が良いアクセントになっていて、それほど野暮ったい感じはしない。側面以外は非光沢のブラックなので、指紋や汚れがあまり目立たなくて良い。上面やキーボード周り、パームレストはドットテクスチャ加工になっている。サイズは過去に購入したノートパソコンよりかなり薄い印象。

下面には、ゴム製の滑り止めの足や通風孔、内蔵スピーカー(正面寄り)などがある。内蔵スピーカーがこんなところに付いていると、音が悪くなりそうな気がするが、音は臨場感があってなかなか良く感じる。DELLがうたうWaves MaxxAudioの効果か。前述したとおり、下面にはサービスタグナンバーも貼付されている。

※ここで気づいたことだが、このパソコンは下面からメモリを交換することができない。メモリを交換するには、本体を分解する必要があるとのこと。過去に購入したノートパソコンでは交換できていたので残念だが、現在販売されている安価なノートパソコンは、大体この仕様になっているらしいから仕方がない。コスト削減を追求した結果だろう。バッテリーは取り外せるようだ。

デザインは好みの問題があるが、良くも悪くもない。

液晶ディスプレイは、15.6型ワイドのHD(1366×768)表示で、グレアパネル(光沢)が採用されている。Truelife LED-バックライトディスプレイなどと大層な名前が付けられているが、鮮明さがやや足らなくて白っぽい印象。これは東芝のdynabook TX/67Eの方がよかった。このパソコンの液晶ディスプレイは、よく言えば、目に優しいディスプレイである。

※フルHD(1920×1080)の液晶ディスプレイのパソコンにしなかった理由は、15型のような小さい画面で解像度を上げると、Windows上のアイコンが小さくなりすぎると判断したから。我が家では、ノートパソコンは親が使う可能性もあるので、アイコンが小さくなりすぎては困る。

キーボードは、キーボード周りのドットテクスチャ加工とは違う、サンドブラストのような表面処理になっている。

キーボードの打ち心地は、キーストロークが浅いが、パチパチと硬い感触があって良い。個人的には好きな打ち心地だ。ただ、Enterキーが小さくてやや押しにくい。まあ、慣れるかな。

タッチパッドはサイズが大きめ。操作性は他のノートパソコンと同じぐらいだろう。クリックボタンはタッチパッドがかねている。

向かって左面には、電源入力、RJ-45イーサネットポート(10/100)、冷却用通気口、HDMI 1.4a、USB 3.0×2がある。

向かって右面には、SDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)、ヘッドセットジャック、USB 2.0、DVDドライブ、ケンジントンロックがある。ケンジントンロックとは、セキュリティスロットのこと。

DVDドライブは、Tray load DVDドライブ(Reads and Writes to DVD/CD)となっている。いわゆる普通のDVDスーパーマルチドライブのようだ。

また、これは外観とは関係しないが、内蔵されている無線LANは、IEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応する。

性能

性能はCPUやメモリ、SSDが相まって非常に良い。特に起動とシャットダウンの早さは、私が現在メインで使っているHPのデスクトップパソコン、ENVY 700-260jp/CT 東京生産カスタムモデルより上だ。

Windows 10は元々起動が早いが、SSDが大きく貢献しているのは明らかで、今までのパソコンは一体何だったのかというレベル。ブラウザやメールなどの基本的なソフトも、極めて軽快に動く。

そして、動作音がほとんどしないことにも感心する。省電力な上に冬場だからか内部のファンがほとんど回らないし、SSDからも全く音がしない。どれくらい静かかといえば、内部のパーツが「ピピピ」と微かに鳴っているのが気になるほど。静音には、ファンと記憶装置が重要だということを再確認した。

現時点では、性能から見たコストパフォーマンスは最高だろう。

まとめ

Inspiron 15 3000(3567)スタンダードの画像2

DELLのInspiron 15 3000(3567)スタンダード・SSD搭載(即納モデル)は、価格が安いので、作りがいまいちなところも見受けられるが、性能は非常に良い。古いパソコンからの買い替えなら、作業効率が格段に上がること間違いなしである。これだけサクサク動くノートパソコンがまさか5万円で購入できる時代が来るとはね。

DELLの直販のパソコンは、HPと同じく、これからパソコンを買い替える人にとっては、良い選択肢になるだろう。初めてパソコンを買う人にとっては、買い方やマニュアル面でかなり敷居が高いと思う。また、デザインは定期的に変わるようなので注意が必要だ。

作り デザイン 音質 楽しさ
3 3

○メーカーホームページ:DELL

Inspiron 15 3000(3567)スタンダードの購入記録と最安値

定価 購入日 購入店 状態 購入価格
60,980円 2018/1/22 DELL 新品 49,227円

私の購入記録は上記のとおり。DELLの新春セール時にクレジットカード払いで買った。購入価格は送料込のもの。

最安値は私の知る限りではDELLの新品49,227円。

※商品価格はいずれも税込表示。

その後

セキュリティソフトは、マカフィー リブセーフ 12ヶ月版が無料でプリインストールされている。詳細はインストール台数無制限!マカフィー リブセーフ 12ヶ月版の評価に記載。

追記:Inspiron 15 3000(3567)は生産終了。後継機種はInspiron 15 3000(3576)。CPUが第8世代のCore i5/i7のUシリーズから選択できるモデルだ。

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