パソコンを購入するなら、家電量販店よりメーカー直販サイトの方が良い。価格は安いし、パソコンを自分の好きな構成にカスタマイズ(BTO)して注文できる。私も何度かメーカー直販サイトを利用してみたが、安くて性能の良いパソコンが買えて非常に満足している。そこで、パソコンを買う際に購入先の候補になるであろう、安くて人気のメーカー直販サイトをまとめてみた。
※国内大手電機メーカーの多くのPC部門は、海外メーカーを中心に買収されて、いつまでそのブランドを維持できるかわからないので記載しづらい。
※以下に記載するメーカー直販サイトの送料は、パソコン1台当たりのものである。また、クーポン(キャンペーン割引)やセールなどは、各サイトに混在するのでややこしいが、これらのおかげで、他の通販サイトよりパソコンを安く購入できるのだから我慢しよう。サイトによっては、これらは併用することも可能である。
モニター・ディスプレイで40年の歴史を持つ国産メーカーのiiyama。その名前と理念を受け継ぐiiyama PCの直販サイトが、上記のiiyama PC オンラインストア(パソコン工房)である。iiyama PCとは簡単に言えば、パソコン工房で販売されているPCということだ。
iiyama PCがパソコン工房で販売されているPCと考えると、価格設定がかなり安いのは理解できるだろう。同じ国産メーカーで立ち位置が似ているマウスコンピューターと比べても、同グレードのパソコンの価格は、ほとんど変わらない。その上、国産メーカーならではのサポートを受けられるので、購入先の候補に十分なり得る。
PC販売台数が世界トップレベルのシェアを誇るHPの直販サイト。HPはパソコンだけではなく、プリンタも製造するアメリカのメーカーである。そのプリンタのシェアも、世界トップレベルというのだから信用度が高い。
HPのパソコンの特徴は、コストパフォーマンスからサポートの質に至るまで高水準であること。私も初めてメーカー直販サイトでパソコンを購入する際は、このメーカーにしたが、本体の作りに価格なりの部分が見受けられたものの、これといった不満はなかった。ただ、販売するモデルは定期的に変わるので、作りやデザインの評価はその都度変わるだろう。
また、HP Directplusは楽天市場にもあるが、こちらは完成品を販売しているだけなので、カスタマイズ(BTO)はできないし、価格もやや高い。
国産PCメーカーの老舗であるNECの直販サイト。2011年にNECがレノボの傘下に入った時にはどうなるかと思ったが、NECのパソコンは現在もNECのブランドで販売されている。
価格設定は国産PCメーカーの中ではかなり安いし、大手電機メーカーならではの安心感とデザインの良さがあるので、初心者にはかなりおすすめである。
また、NEC Directは楽天市場にもあるが、こちらは完成品を販売しているだけなので、カスタマイズ(BTO)はできないし、価格もやや高い。
いち早く直販メインのスタイルを取り入れたアメリカのPCメーカー。PC販売台数は、現在でもHPやレノボと並んで世界トップレベルである。
DELLのパソコンの特徴は、コストパフォーマンスが非常に良いこと。私もここの直販サイトを利用してみたが、性能に反する価格の安さに驚くばかりだった。いつも何かしらのセールをやっているので、価格がさらに安くなるのだ。ただし、サポートの質は、ほかのメーカーにやや劣る印象である。
また、DELLには、Amazon.co.jpと楽天市場に公式ショップがあるが、こちらは完成品を販売しているだけなので、カスタマイズ(BTO)はできないし、価格も直販サイトよりやや高くなる。
パソコンショップとして長い歴史があるドスパラの直販サイト。パソコンショップのPCというと、扱いにくいイメージがあるが、ドスパラは価格の安さとサポートの良さをかね備えているので、上級者でなくても要チェックだ。個人的には、iiyama PC(パソコン工房)やマウスコンピューターに近い存在かと。もちろんパソコンショップなので、BTO(受注生産方式)はお手の物である。
※厳密に言うと、ドスパラはパソコンショップのため、メーカー直販サイトに当たらないかもしれない。しかし、全国展開で規模が大きく、実質メーカー直販サイトと何も変わらないので一応記載しておいた。
直販メインの国産PCメーカーであるマウスコンピューター。最初は地味なメーカーだったが、最近はCMにも力を入れて存在感を増している。
マウスコンピューターのパソコンは、BTO(受注生産方式)による安い価格設定と、国産メーカーならではのサポートを両立していて人気がある。そういう意味でiiyama PC(パソコン工房)とかなり似た立ち位置。マウスコンピューターのサポートは本当に評判がよく、ネット上でも悪評をほとんど見かけない。
旧IBMを引き継いだ中国のPCメーカーであるレノボの直販サイト。高い耐久性と信頼性を誇る、ノートパソコンのThinkPadシリーズは旧IBM時代から有名だ。PC販売台数は、現在HPやDELLと並んで世界トップレベルである。
上述した条件や旧IBMということを考えると、中国のメーカーの製品を買うことに抵抗がない人は、レノボ・ショッピングがパソコンの購入先の最有力候補になるだろう。HPやDELLと同じく、クーポン(キャンペーン割引)やセールなどがてんこ盛りなので、どんなパソコンでも本当に安い。さらに、注文金額にかかわらず、商品1個から送料無料になるのも良い。
また、レノボには、Amazon.co.jpと楽天市場に公式ショップがあるが、こちらは完成品を販売しているだけなので、カスタマイズ(BTO)はできないし、価格も直販サイトよりやや高くなる。