ZSTX グリーン マイク無し(KZ)のレビュー

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ZSTX グリーン マイク無しの画像

主な仕様
型式
1BA+1DD
ドライバー直径
10mm
周波数帯域
20~40,000Hz
最大許容入力
インピーダンス
12Ω
感度
107dB/mW
質量
約22g
プラグ
L型ステレオミニ(金メッキ)
コード
約1.2m

カナル型のイヤホンには、バランスド・アーマチュア型(BA)とダイナミック型(DD)のドライバーを併せ持つ変わり種があるが、一般的に価格が割高だ。しかし、Amazon.co.jpで販売されている中国製のイヤホンだと、その仕様のものが2,000円台からある(笑)。

なぜこんなに安く作れるのか、使用感は良いのか、どんな音を出すのかなど色々な意味で興味が湧いたので、レビューもかねて試しにひとつ購入してみた。KZというメーカーのZSTX グリーン マイク無し。国産メーカーではありえない、はじけたデザインが印象的なイヤホンである。

色はグリーン、パープル、ブラックの3色がある。また、それぞれの色にマイク付きとマイク無しが存在する。私が購入した時には、ブラックがなかったので、今回はグリーンのマイク無しを選んだ。KZのホームページでは、グリーンがなぜかcyan(シアン)となっているが、一般的なシアンとは明らかに色が違う。

シリーズとしては、ZSの文字が付くモデルが多すぎてよくわからない。ネットの情報によると、ZSTXはZSTの改良版のようだ。ZSTXになって音の重厚感と低音が増したらしい。

白を基調としたコンパクトな外箱に本体、コード、イヤーピース、保証書が入っている。このイヤホンは低価格にもかかわらず、本体とコードが着脱可能になっている。取扱説明書は付いていない。

コードは半透明でなかなかしゃれているが、おっさんの手脂と経年劣化で黄色く変色してベタつかないかやや心配。ブラックモデルもコードは同じようだ。発売当初、このコードから変なにおいがしたらしいけど、私が購入したものはほとんどにおわない。

イヤーピースはS・M・Lサイズの3セットが付属する。Mサイズは本体にあらかじめ装着済み。

保証書は中国語で書かれたカード状のものだが、このイヤホンは直輸入品のようなので販売店の保証になる。私はYinyoo(インヨー)-jp(Amazonマーケットプレイス)で購入したから、Yinyoo-jpの保証が6ヶ月。

外観

全体的に良くも悪くもない。ボディが光沢のある透明のプラスチック製で安っぽいが、中の部品や構造を見せることで、不思議と作りが凝っているように見える(笑)。ボディのサイズは、マルチドライバー仕様が関係しているのかかなり大きい。

デザインは好みの問題があるが、色使い含めやや悪い。最初からわかった上で購入しているが、適当に書いたような【ZSTX】の文字がやっぱり気に入らない。ボディを透明にして、中が見えるようにしているのは悪くないんだけどね。

イヤーピースはやや硬いシリコンゴム製のものだと思われる。

この後、外箱のイメージに沿って本体にコードを接続する。

ZSTXは俗に言うシュア掛けに対応しているため、本体側のコードの形が独特である。この部分を以前にレビューしたCREATIVE(クリエイティブ)のAurvana Air EP-AVNAIRのイヤーフックみたいに耳に掛けるようになっている。目を凝らして見ると、本体側のコードのコネクター部分に【L】と【R】の文字があるが、画像では確認できないぐらい薄くて小さい。

※シュア掛けとは、アメリカのメーカー、Shure(シュア)が考案したイヤホンの装着方法のことである。

ちなみに、接続口と接続するコードのピンは、きっちり金メッキ処理されている。

コードは長さ約1.2m、太さ約2mm。途中から2本が合流する形(合流後は幅約4mm・厚さ約2mm)になる。このコードは、以前オプション扱いだったグレードの高いものらしい(驚)。コードの線は銀メッキ線とのこと。コードの被覆が半透明のビニール?なのでそれが外からわかる。

よく見ると、被覆には細かい溝が付いているが、これはソニーのXBA-C10(G)のコードにも見られた、摩擦を減らして絡みにくくするためのものだろうか?ともかく、この価格帯のイヤホンには普通付属しないコードだろう。

コード自体は太くて硬いため、やや取り回しにくいし、一度付いた癖もなかなか直らないが、丈夫そうではあるか。左右のコードの長さは同じ(Y型)。コードにはスライダーなどは付いていない。

プラグはL型ステレオミニプラグできっちり金メッキ処理されている。

装着感

普通に良い。シュア掛け特有の装着安定性もなかなか。ただ、着脱にやや手間取るし、サイズが大きいため、耳に触れる面積が増えて、いかにも装着しているという感じはある。遮音性、音漏れ防止は一般的なカナル型イヤホンとあまり変わらない。

環境:ウォークマン NW-A45(L)(ソニー)

音の傾向はやや高音よりのドンシャリ(高音・低音強調型)か。音自体は若干細め。高音の量はやや多くて価格の割に綺麗に伸びる。低音の量はカナル型にしては少なく、こもりはほとんど気にならない。声などの中音は他の音に埋もれず非常にはっきり聴こえてくる。

音場は耳に近いところで音が鳴るのが気になるが、前後左右の広さは普通にある。定位もドライバーがふたつ付いていると、悪くなる気がするけど、特に問題はない。

基本性能、原音忠実性は価格の割に非常に良い。質感、鮮やかさ、ノリも十分。厚みはそれなり。打ち込み表現は悪くないが、ダイナミックドライバーがひとつのカナル型イヤホンと比べると、低音の量が少なくて迫力に劣るところが気になる。楽器は特に苦手といったものはないように思う。

合う曲のジャンルはなかなかオールマイティー。ただ、ポップスとロックは低音の量が少ない点、クラシックとジャズは音場に奥行きがない点が問題か。バランス、コストパフォーマンスともかなり良い。

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まとめ

ZSTX グリーン マイク無しの画像2

KZのZSTX グリーン マイク無しは、デザインに好き嫌いがあると思うが、マルチドライバーであることやコードのグレード、実売価格を考えると、作りやデザイン、装着感、音質、遮音性、音漏れ防止のどれを取っても、文句のないイヤホンである。

特に音質は、カナル型イヤホンにしては低音の量が少ない傾向だけど、同価格帯のイヤホンより明らかに上を行っている。この価格で、こんなハイブリッドのイヤホンを作れる中国のメーカーは、まさに日本の脅威だ。

作り デザイン 装着感 遮音性 音漏れ防止
3 2.5 3.5 3.5 3.5
携帯性 音質 楽しさ
4 3.5 3

○メーカーホームページ:KZ

ZSTX グリーン マイク無しの購入記録と最安値

定価 購入日 購入店 状態 購入価格
オープン 2024/06/29 Yinyoo-JP(Amazon) 新品 2,280円

私の購入記録は上記のとおり。Amazon.co.jpで買い物するついでに買った。Amazonギフトカードで支払ったので、代引き手数料などはかからなかった。現在、アマゾンは3,500円以上の買い物で送料無料。Yinyoo-JP(Amazonマーケットプレイス)は、出荷元がアマゾンなのでアマゾンの送料になる。

最安値は私の知る限りでは新品1,500円ほど。Aliexpress(アリエクスプレス)のセールなどで、もっと安く購入できるかもしれないが、私は出品者の評価が多くて、信用がおけそうなYinyoo-JP(Amazonマーケットプレイス)で買った。純中国製の商品を買うなら、最善の注意を払った方が良い。

※商品価格はいずれも税込表示。

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