主な仕様 |
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型式 |
開放ダイナミック型 |
ドライバー直径 |
15mm |
周波数帯域 |
20~20,000Hz |
最大許容入力 |
5mW |
インピーダンス |
32Ω |
感度 |
103db |
質量 |
13g |
プラグ |
L型ステレオミニ(24金メッキ) |
コード |
1.2m |
私がウォーキングのお供に時々使用しているヤザワのDSPラジオ、RD12BKの付属イヤホンが断線した。今まで購入したイヤホンで代用すれば良いのだが、このラジオは価格が超安いので、少しもったいないのである。
何かちょうど良いイヤホンはないか探していたところ、同社のTS100BKを見つけた。価格は200円ほどでステレオイヤホン。200円といえばダイソーレベルだ。これで音楽が聴けるのか?気になったので購入してみた。
※シリーズとしては、コードの長さの違いでTS100(1.2m)、TS103(3m)、TS105(5m)、色はCW(クリアホワイト)、CB(クリアブルー)、BK(ブラック)の3色があるが、外で使うので、無難な組み合わせのTS100BKにした。3mと5mはテレビ用だろう。
簡素な外箱に本体だけが入っている。保証書も何も入っていないが、200円のイヤホンにあまり細かいことを言うのは止めよう。
※外箱の型番は【TS-100BK】とハイフンが入っており、ヤザワのホームページと統一されていない。このレビューでは、型番の表記はホームページ上の【TS100BK】を使用した。
外箱の裏に、初期不良には対応する旨が記載されている。
価格の割にはなかなか良い。今まで購入した1,000円ほどのイヤホンとあまり変わらない。材質は全体的にプラスチックだが、重量が軽くないので、微妙に高級な感じさえする。パーツの一部に銀メッキ塗装が施されているのも功を奏しているか。
デザインは好みの問題があるが、色使い含め良くも悪くもない。私が持っているSENNHEISER(ゼンハイザー)のMX400を長くしたようなデザイン。
コードは長さ1.2m、太さ約1mm。途中から2本が合流する形(合流後は幅約2mm・厚さ約1mm)になる。コード自体はてかりがあって安っぽいが、硬くも柔らかくもなく、特に扱いづらさは感じない。左右のコードの長さは、俗に言うY型で同じ。ソニーのネックチェーン方式のように、左右のコードの長さが違うということはない。太さは合流前がかなり細くなっている。
プラグはL型ステレオミニプラグ。この価格でもきっちり金メッキ処理されているのは凄い。
普通に良い。遮音性、音漏れ防止を含め、一般的なインナーイヤー型のイヤホンと変わらない。
環境:ウォークマン NW-S736F(N)(ソニー)
音の傾向は高音よりのかまぼこ(中音強調型)か。音自体はやや細めで弱々しい。高音の量は適度、低音の量は明らかに少ない。低音が少なすぎて、一聴して音に違和感がある。こもりは全くない。
音場は奥行きにしても、左右の広さにしても普通。普通のインナーイヤー型のイヤホンといった感じ。低音がほとんど出ていないので抜けは良い。
基本性能、原音忠実性、質感、鮮やかさ、厚み、ノリ、打ち込み表現はどれを取っても価格なりか。正直、ただ音が出るだけのイヤホンといった感じだが、価格が非常に安いので何の文句も言えない。
合う曲のジャンルは特になし。低音が少なすぎる上に音質が悪いので、音楽鑑賞メインで使うにはつらすぎる。ラジオで声をメインに聴くのが妥当だろう。
また、このイヤホンは、最大許容入力が低すぎるため使うデバイスを選ぶ。出力が大きいデバイスで使うと、故障する可能性がある。
ヤザワのTS100BKは、低音が少なすぎる上に音質が悪いので、音楽鑑賞メインで使う人はまずいないだろう。音以外は価格以上のものを持っているから、外で安いポータブルラジオと使うには向いていると思う。
作り | デザイン | 装着感 | 遮音性 | 音漏れ防止 |
---|---|---|---|---|
3 | 3 | 4.5 | 2 | 3 |
携帯性 | 音質 | 楽しさ |
---|---|---|
4.5 | 2 | 1.5 |
○メーカーホームページ:ヤザワ
定価 | 購入日 | 購入店 | 状態 | 購入価格 |
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オープン | 2018/04/20 | ヨドバシ.com | 新品 | 225円 |
私の購入記録は上記のとおり。クレジットカード払いだったので、代引き手数料などはかからなかった。現状、ヨドバシ.comはいくらの買い物でも、送料が無料になるから、非常に買い物しやすい。
最安値は私の知る限りでは新品150円ほど。
※商品価格はいずれも税込表示。