主な仕様 |
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OS |
MIUI 12 |
CPU |
Qualcomm Snapdragon 662 2.0GHz+1.8GHz(オクタコア) |
メモリ |
RAM:4GB/ROM:64GB |
ディスプレイ |
6.53インチ フルHD+ ドット・ドロップ・ディスプレイ(2340×1080) |
Wi-Fi |
IEEE802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 |
6000mAh |
連続待受時間 |
LTE:約743時間 |
サイズ |
162.3(H)×77.3(W)×9.6(D)mm |
質量 |
198g |
その他 |
防水:なし |
現在使っているスマートフォン(ソニーのXperia A)が古すぎるので、NTTドコモからOCNモバイルONEに乗り換える際に、OCNモバイルONEのWebのスマホセットを利用して中国のメーカー、Xiaomi(シャオミ)のRedmi 9T 64GB SIMフリー カーボングレーを購入してみた。型番は正式にはM2010J19SGとのこと。
※Redmi 9Tには128GB版もあるようだが、OCNモバイルONEのものは64GB版。
価格はスマホセットの特価で1円(相場は17,000円ぐらい)だったが、超格安スマホにしてはネットの評判も悪くない、中国のメーカーのスマホも一度使ってみたかったという理由でこの機種を選んだ。何より現在の格安スマホの機能と使い勝手に興味がある。似たような条件のスマホとして、OPPO(オッポ)のA73もあったが、あれは個人的にデザインが好みではなかったので却下。
色はオーシャングリーンとカーボングレーの2色がある。私はオーシャングリーンは派手すぎるので、カーボングレーにした。
スマートフォンとSIMカードは、OCNモバイルONEのWebのスマホセットを申し込んでから約6日で届いた。ダンボールの中に、プチプチに巻かれる形で本体とSIMカードが入っている。あとは【MNP開通手続きのご案内】など。スマホの販売と発送は、どちらもOCN(NTTコミュニケーションズ)ではなく、goo Simseller(NTTレゾナント)が行っているようだ。
では、早速レビューに移ろう。
縦に長い外箱に本体、ACアダプター、USB-Cケーブル、SIM取り出しピン、保護ケース(試供品)、ユーザーガイド、保証書などが入っている。バッテリーはあらかじめ本体に取り付けられているようだ。外箱を覆う薄いビニールは最初から破れていたが、まあ気にしないでおこう。
SIM取り出しピンは内箱に付いていてかなりわかりにくい。私は後になって気づいたので、右の画像に収められなかった。
保護ケースは試供品らしいが、市販品にもよくある透明なソフトタイプのもの。市販品とほとんど変わらないと思う。
ユーザーガイドはかなり簡易的なので、あまり役に立ちそうにない。
保証書の保証期間はメーカー保証が1年。OCNモバイルONEには、あんしん補償という有料の補償サービスもあるが、1円のスマホなので当然申し込まなかった。
また、SIMカードの取り付けは、本体向かって左面のトレイ取り出し穴から行う。トレイ取り出し穴にSIM取り出しピンを差し込むと、デュアルタイプのSIMカードトレイが出てくるため、そこに向きを合わせてSIMカード(Nano-SIM)を装着する。OCNモバイルONEのSIMカードは、あらゆるサイズに適応できる形でプラスチックのカードに固定されているので、指定されたサイズに合わせて取り外そう。
この後、APN(アクセスポイント名)の設定をしてから、本体を満充電にした。そして、Wi-Fiの設定をはじめとする本体の初期設定をし、アプリとシステムをアップデートしておいた。なお、このスマートフォンは、AndroidをベースにXiaomiが開発したMIUI(ミーユーアイ)というOSになっている。
外観は全体的に良くも悪くもない。ボディの材質はプラスチックのようだが、色がブラックに近くて粗があまり目立たないし、背面のテクスチャー加工で普通レベルの質感を保っている。テクスチャーは指紋付着防止になっているとのこと。
サイズは今まで使ってきたスマートフォン(ソニーのXperia A)よりかなり大きいが、今回は超格安スマホなので妥協した。
連続待受時間は仕様では約743時間となっている。これはさすがに盛りすぎではないかと思うが、バッテリー容量が6000mAhもあるため、かなり持ちそうではある。
デザインは好みの問題があるが、色使い含め普通か。背面の大きい【Redmi】の凹文字は、ややかっこ悪い。
正面にはフロントカメラや近接/光センサー、ディスプレイ(試供品の液晶保護フィルムを貼り付け済み)、受話口/スピーカーがある。自撮り用のフロントカメラは、画素数が800万画素でかなり綺麗に撮れるが、私はおっさんなのであまり必要ない(笑)。
ディスプレイは超格安スマホでも一応ベゼルレス。試供品の液晶保護フィルムが最初から貼り付けられていてなかなか気が利いている。それにしても、Xiaomiは中国のメーカーのくせに、上述した保護ケースといい、この液晶保護フィルムといいどこまで至れり尽くせりなんだ?超格安スマホだぞ?
背面には超広角カメラやメインカメラ、深度センサー、フラッシュ/ライト、マクロカメラがある。超格安スマホなのに、超広角カメラ(800万画素)、メインカメラ(4800万画素)、深度センサー(200万画素)、マクロカメラ(200万画素)の4眼構成。たぶんRedmi 9Tで一番力が入っているのはこのカメラだろう。深度センサーは対象物の形状を立体として捉えるためのものらしい。
ただし、4眼カメラの影響かカメラ部分がやや出っ張っているのが気になるが、これは付属の保護ケースを付けると、目立たなくなる。動画は1080p(30fps)まで対応しているけど、私はスマートフォンで動画を撮ることはほとんどない。
また、背面にNFCがないため、おサイフケータイには対応していないようだ。
上面にはスピーカーやオーディオジャック接続端子、赤外線センサーがある。オーディオジャック接続端子の音質は、ソニーのXperia AどころかApple(アップル)のiPad mini 2よりやや下なので使い物にならない。
下面には送話口/マイクやUSB Type-Cポート、スピーカーがある。スピーカーは上面のスピーカーとデュアル構成になっているため、臨場感があって音質が良いように聴こえる。これはシングル構成のXperia AやiPad mini 2より良い。
向かって左面には、SIMカード/SDカードトレイとトレイ取り出し穴がある。前述したように、トレイ取り出し穴にSIM取り出しピンを差し込むと、SIMカード/SDカードトレイが出てくる。
向かって右面には、音量調節ボタンと電源ボタン/指紋センサーがある。指紋認証の精度は普通に良い。ちなみに、このスマートフォンは指紋認証だけでなく、顔認証にも対応している。
また、これは外観とは関係しないが、防水性能はない。ただ、ボディに水ハネ防止・ナノコーティングという撥水加工が施されているため、防滴性能はあるようだ。
性能は比較対象が悪いが、今まで使ってきたスマートフォン(ソニーのXperia A)と比べると、非常に良い。CPUはQualcomm(クアルコム)のSnapdragon 662で、今ではしょぼい性能だと思うけど、それでも一昔前のスマホでは勝負にならない。メモリが増量されてOSが最新なのも大きいか。ほぼ全ての機能の処理速度が、上がっていて凄く快適。
ディスプレイは6.53インチのフルHD+(2340×1080)の液晶ディスプレイで普通に綺麗。ディスプレイの正式名称は、ドット・ドロップ・ディスプレイとなっている。超格安スマホだからといって、現在販売されているほかのスマホとほとんど差はないと思う。
タッチパネルやソフトウェアキーボードの操作性は、スマートフォンにしてはディスプレイが大きいためなかなか良い。当たり前だが、私のように手が大きい人はディスプレイが大きい方が操作しやすい。
電話の音声は若干チープな感じがするが、これは受話口のパーツが悪いのかMVNOが悪いのかわからない。カメラは光学ズームがないためやや使いにくい。しかし、それ以外の使い勝手は、4眼カメラのおかげで一般的なデジタルカメラに近いものになっている。画質もデジカメに迫ると思う。
また、性能とは直接関係しないが、バッテリーの持ち時間は容量が6000mAhだけあってかなり長い。これがサイズの大きいスマートフォンを使う最大のメリットだろう。仕様の連続待受時間は大げさだが、それでも待ち受け状態が多いと、1週間以上は軽く持つ。
なお、Redmi 9Tは中国製なので、どうしても個人情報を漏らしているのではないかという疑いがあるが、今のところネットの情報を見る限り、ハード・ソフトとも問題はないようだ。
XiaomiのRedmi 9T 64GB SIMフリー カーボングレーは、オーディオジャック接続端子の音質が悪くて音楽鑑賞に使えそうにないし、細かいことを言えば色々あるが、基本的な性能はしっかりしており、とても相場が17,000円ぐらいのスマートフォンとは思えない。
特にカメラは4眼構成のため、様々なシチュエーションに対応できるようになっている。何気にフロントカメラの性能も高い。いよいよスマートフォンのカメラもここまで来たかという感じだ。
ただし、本体のサイズが大きいため、そこを許容できるかどうかが問題。私はバッテリー持ちがよくなった、ディスプレイが見やすくなった、ソフトウェアキーボードが操作しやすくなったなどと良いように捉えて納得している。
作り | デザイン | 音質 | 楽しさ |
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3 | 3 | - | - |
○メーカーホームページ:Xiaomi
定価 | 購入日 | 購入店 | 状態 | 購入価格 |
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17,490円 | 2021/11/21 | goo Simseller | 新品 | 1円 |
私の購入記録は上記のとおり。NTTドコモからOCNモバイルONEに乗り換えたついでに買った。OCNモバイルONEのWebのスマホセット限定特価。親のために注文したシャープのAQUOS sense4 SH-M15 シルバーもありえないほど安かった。
最安値は私の知る限りではgoo Simsellerの新品1円。ただ、何度も言うが、これはOCNモバイルONEのWebのスマホセットを申し込んだ場合の値段だ。
※商品価格はいずれも税込表示。