主な仕様 |
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OS |
Android 10 |
CPU |
Qualcomm Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz(オクタコア) |
メモリ |
RAM:4GB/ROM:64GB |
ディスプレイ |
約5.8インチ FHD+ IGZOディスプレイ(2,280×1,080) |
Wi-Fi |
IEEE802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 |
4,570mAh |
連続待受時間 |
LTE:約1,020時間 |
サイズ |
約148(H)×71(W)×8.9(D)mm |
質量 |
約177g |
その他 |
防水:IPX5/8/防塵:IP6X |
OCNモバイルONEのWebのスマホセットを利用して国産メーカー、シャープのAQUOS sense4 SH-M15 シルバーを購入し、親にスマホデビューさせた。特価で6,600円の格安スマホだが、親に基本操作を教えているうちに結構使ったので、一応レビューしておく。現在最新のAndroidスマホの使い勝手とは?
※AQUOS sense4 SH-M15は、NTTドコモのAQUOS sense4 SH-41AのSIMフリー版らしい。色はライトカッパー、ブラック、シルバーの3色がある。私の親は「シルバーが良い」と言うのでシルバーを選んだ。
ちなみに、スマートフォンとSIMカードは、先行してOCNモバイルONEのWebのスマホセットを申し込んでいた私と同じような感じで届いた。これはRedmi 9T 64GB SIMフリー カーボングレー(Xiaomi)のレビューで述べたとおりである。
それから、いつものように液晶保護フィルムとケースを買い足した。液晶保護フィルムはアスデックのNGB-SH41A、ケースはHuphuroのTPU素材 耐衝撃 柔軟(クリア)である。
白いコンパクトな外箱に本体、ACアダプター(SH-AC05)、クイックスタートガイド、保証書などが入っている。バッテリーはあらかじめ本体に取り付けられている。現在のスマートフォンはこれが当たり前のようだ。
クイックスタートガイドは国産メーカーらしく懇切丁寧。ボリュームがクイックスタートガイドとは思えないほど多い。これは実質、取扱説明書だな。
保証書の保証期間はいつものようにメーカー保証が1年。OCNモバイルONEやシャープの有料の補償サービスには申し込んでいない。
また、SIMカードの取り付けは、本体向かって左面のnanoSIMカード/microSDカードトレイから行う。このトレイは指の爪で引き出せるようになっているため、慎重に引き出してOCNモバイルONEのSIMカードを装着する。
この後、APN(アクセスポイント名)を設定してから、本体を満充電にした。そして、Wi-Fiの設定をはじめとする本体の初期設定をし、アプリとシステムをアップデートしておいた。現在、AndroidのバージョンはAndroid 12になっている。
外観は全体的に良い。カラーリングがブラックとシルバーのツートンになっていてバランスが良いし、シルバーの部分はアルミ製アルマイト処理のようで質感が高い。ブラックの部分はプラスチック製か。側面のボタン類ももちろん全てアルミ製だ。
※画像は、上述したアスデックの液晶保護フィルムのNGB-SH41Aを貼り付け済み。
サイズは、私が使っているXiaomi(シャオミ)のRedmi 9Tよりかなり小さい。世間的には、Apple(アップル)のiPhone SEシリーズより若干大きいといった方がわかりやすいか。
連続待受時間は仕様では1,020時間となっているが、これは明らかに盛りすぎ。XiaomiのRedmi 9Tよりはるかに持たない。まあ、バッテリー容量がRedmi 9Tよりかなり小さいため当然だろう。
デザインは好みの問題があるが、色使い含めなかなか良い。
正面には受話口やインカメラ、着信/充電ランプ、近接センサー/明るさセンサー、ディスプレイ/タッチパネル、指紋センサーがある。自撮り用のインカメラは画素数が約800万画素で十分高精細。ディスプレイも現在主流のベゼルレスでなかなかの解像度だ。仕様ではフルHD+(2,280×1,080)のIGZOディスプレイとなっている。
指紋認証の精度は最初悪いと感じたが、ソフトウェアのアップデートの影響なのか、認証されるためのコツを掴んだのか現在では普通に良いと思うようになった。このタイプの指紋センサーは、指の腹を押し当てるようにすると、認証が通りやすいみたいだ。また、このスマートフォンは指紋認証だけでなく、顔認証にももちろん対応している。
背面には標準カメラや望遠カメラ、広角カメラ、モバイルライトがある。カメラは3眼構成で標準的。カメラ部分がやや出っ張っているのはこのスマートフォンも同じだ。
※画像ではわかりにくいが、カメラ飾り部(空気抜き部)にモバイル非接触IC通信マークが付いているので、NFC(FeliCa)に対応していることがわかる。
標準カメラ(メインカメラ)は、画素数が約1,310万画素とXiaomiのRedmi 9Tよりはるかに少ないが、スマートフォンで見る限り画質に違いは感じない。動画は1080p(60fps)まで対応。まあ、私の親はスマホでカメラをほとんど使わないのでこれで十分だ。
NFCはおサイフケータイにも対応しているタイプ。これがないと、タッチ決済どころかマイナンバーカードも使えない。私はNFCがないRedmi 9Tでその不便さを痛感している(笑)。
モバイルライトは超簡易的な懐中電灯。
上面にはイヤホンマイク端子とマイクがある。内部にWi-Fi/Bluetoothアンテナや内蔵アンテナ、内蔵/GPSアンテナが入っているとのこと。イヤホンマイク端子の音質は、XiaomiのRedmi 9Tよりやや上。
下面には通話口/マイクやUSB Type-C接続端子、スピーカーがある。ここにも、内部に内蔵アンテナが入っているようだ。スピーカーの音質はスピーカーがシングル構成のため、デュアル構成のRedmi 9Tには臨場感でやや劣る。
向かって左面には、nanoSIMカード/microSDカードトレイがある。前述したように、このトレイは指の爪で引き出せるようになっている。
向かって右面には、電源キーやアシスタントキー、音量UP/DOWNキーがある。アシスタントキーはアシスタント機能を呼び出すためのキー。初期設定ではGoogleアシスタントが起動するようになっているが、設定で起動するアシスタント機能を変更できる。
また、このスマートフォンには、nanoSIMカード/microSDカードトレイを閉じた状態で、保護等級(JIS C 0920)IPX5相当、IPX8相当の防水性能およびIP6X相当の防塵性能があるとのこと。
性能は、私が使っているXiaomiのRedmi 9Tと比べると、ほぼ全ての性能がやや上。CPUはQualcomm(クアルコム)のSnapdragon 720Gだが、さすがRedmi 9Tより上のものが使われているだけのことはある。メモリの容量が同じで、OSのバージョンもほとんど同じということを考えると、性能の差はこのCPUによるところが大きいだろう。
ディスプレイは、約5.8インチのフルHD+(2,280×1,080)のIGZOディスプレイで十分綺麗。IGZOの長所は確か省エネだったと思うが、省エネに関してはあまり効果はないようだ。
タッチパネルやソフトウェアキーボードの操作性は、ディスプレイのサイズが大きくない割には良い。ソフトの作りや反応が良いからか?
電話の音質はRedmi 9Tとほぼ同等。スマートフォンの電話の音質は、どれもこんなもののようだ。カメラは、Redmi 9Tが4眼構成で光学ズームがないのに対し、AQUOS sense4 SH-M15が3眼構成で2倍の光学ズームがある。これもどちらが良いか微妙なところだ。画質自体はRedmi 9Tの方が若干上か。
また、性能とは直接関係しないが、バッテリーの持ち時間は前述したとおり。バッテリー容量が4,570mAhしかないため、Redmi 9Tよりかなり短くなる。
シャープのAQUOS sense4 SH-M15 シルバーは、作りが良くて使い勝手の良い国産の格安スマホである。基本的な性能と機能を併せ持っているし、本体のサイズもちょうど良い。
オーディオジャック接続端子の音質は、音楽鑑賞に使えるレベルにないが、NFCまでちゃんと付けてくれているスマートフォンというのはやっぱりありがたい。これがないとタッチ決済やマイナンバーカードが使えないため不便。
ただし、バッテリーの持ち時間を重視する人は、AQUOS sense4 SH-M15より大きいスマートフォンを購入した方が良いかもしれない。
作り | デザイン | 音質 | 楽しさ |
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4 | 3.5 | - | - |
○メーカーホームページ:シャープ
定価 | 購入日 | 購入店 | 状態 | 購入価格 |
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オープン | 2021/12/9 | goo Simseller | 新品 | 6,600円 |
私の親の購入記録は上記のとおり。NTTドコモからOCNモバイルONEに乗り換えたついでに買わせた。OCNモバイルONEのWebのスマホセット限定特価。
最安値は私の知る限りではgoo Simsellerの新品6,600円。ただ、これはOCNモバイルONEのWebのスマホセットを申し込んだ場合の値段だ。
※商品価格はいずれも税込表示。