密閉型・開放型ヘッドホンの違いとは?

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オーディオテクニカのATH-A2000ZとATH-AD2000Xの画像

ヘッドホンには、大きく分けて密閉型ヘッドホンと開放型ヘッドホンのふたつがあるが、同じメーカー製だと、外観が似通っているものが多い。そのため、初心者は判別しにくいし、どちらを購入したら良いのか迷うこともあると思う。密閉型・開放型ヘッドホンの違いとは、具体的に何なのだろうか?それぞれの型式の特徴に加えて、メリットとデメリットを以下に記載してみた。

※ヘッドホンには、半密閉型とか半開放型と呼ばれる型式もあるが、密閉型と開放型の間を取った型式と考えれば良い。

※イヤホンも以下に記載する傾向と大体同じ。ただ、イヤホンはカナル型が主流なので、密閉型が中心になる。

密閉型ヘッドホンとは?

オーディオテクニカのアートモニターシリーズの画像

密閉型(クローズド型)ヘッドホンとは、発音部(ドライバー)の背面を閉じて音を遮断している型式のヘッドホンのことである。簡単に言えば、ハウジング(イヤーカップ)に穴が開いていないタイプのヘッドホンだ。遮音性が高くて音漏れが少ないため、アウトドア(屋外)で使うのにも向いている。

よって、ノイズキャンセリング機能が付いているヘッドホンは、必ずといって良いほど密閉型ヘッドホンである。

密閉型ヘッドホンは歴史が深く、普通ヘッドホンというと、この型式のものを指すことが多い。

では、あくまで傾向になるが、密閉型ヘッドホンのメリットとデメリットを以下に記載しておこう。

密閉型ヘッドホンのメリット

密閉型ヘッドホンのデメリット

開放型ヘッドホンとは?

オーディオテクニカのエアーダイナミックシリーズの画像

開放型(オープンエア型)ヘッドホンとは、発音部(ドライバー)の背面を開いて音を開放している型式のヘッドホンのことである。簡単に言えば、ハウジング(イヤーカップ)に穴が開いているタイプのヘッドホンだ。遮音性が低くて音漏れが多いため、まずアウトドア(屋外)では使えない。インドア(屋内)で使うにしても、部屋の外まで音が漏れるので注意が必要だ。

開放型ヘッドホンは、密閉型ヘッドホンより歴史が浅く、かなり音楽鑑賞よりの型式である。そのためか、リスニングヘッドホンの最上位機種は、開放型のものが多くなっている。

では、あくまで傾向になるが、開放型ヘッドホンのメリットとデメリットを以下に記載しておこう。

開放型ヘッドホンのメリット

開放型ヘッドホンのデメリット

まとめ

密閉型・開放型ヘッドホンの違いとは、一番大きいのは遮音性と音漏れの程度だ。密閉型は遮音性が高くて音漏れが少なく、開放型は遮音性が低くて音漏れが多い。そのため、アウトドア(屋外)なら必然的に密閉型になるだろう。インドア(屋内)なら密閉型と開放型のどちらでも良い。ただ、インドアの場合は環境が許すなら、開放型の方がメリットが多い。

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