あなたは買ったことを忘れていたものってないですか?私はこれを忘れていた。サンコーの安い小型デジタル騒音計、RAMA11O08。現在、ちょうどデスクトップパソコンの静音化に取り組んでいるので、騒音計を買ったことをふと思い出したのである。動作確認程度しか使っていないから、今さらちゃんと動くかどうかわからないが、一応評価しておこう。
内容物は、本体と英語表記のマニュアルだけでいかにも安っぽい。マニュアルには、メーカー名が【BENETECH】、モデル名が【GM1351】と記載されているので、サンコーの製品というわけではないようだ。
保証は、サンコーのホームページによると、初期不良しか対応していないとのこと。
また、これは細かいことになるが、製品名がRAMA11O08なのか、RAMA11008なのかがはっきりしない。O(オー)か0(ゼロ)か。外箱の商品シールとサンコーのホームページには、【RAMA11O08】と記載されているので、このページの表記はそれに従った。
作りは全体的にプラスチッキーで価格なり。外観がやや薄汚れているのは、5年ぶりに使うからそう思うのか。マイク部分に付いているスポンジは、いかにも経年劣化でボロボロになりそうだが、今のところは大丈夫みたいだ。背面には、ミニ三脚に固定するためのネジ穴がある。電源は9V角型(006P型)の乾電池がひとつ。
使い方は、電源ボタンとMAXボタンのふたつしか触るところがないので、迷うことはないだろう。電源投入時、液晶画面に色々なアイコンが表示されるが、全ての機能が使えるわけではない。計測中、液晶画面は、バックライトが常時点灯しているので暗がりでも見やすい。MAXボタンは最大の騒音値を記録するためのもの。5年ぶりに使うが、一通りちゃんと動いたようだ。
また、RAMA11O08は、普通に電源ボタンを押すと、10分ほどで電源が自動でオフになるが、電源ボタンを長押しすると、液晶画面に【UOF】と表示されてその機能を解除できるとのこと。これは気づかなかった。
RAMA11O08は、仕様では計測できる騒音値が30~130dBAとなっているが、ネット上には30dBA以上でも測れないという評判が多い。私の個体も35dBA以下が測れない。深夜2時のどんなに静まり返った環境でも。これは個体差なのか、私の環境が35dBA以下の騒音にできないだけなのか。
まあ、何にしても、RAMA11O08は、小さな音を計測するのにはあまり向いていないようだ。ある程度大きな音なら、高価な騒音計と比べても、それほど誤差はないらしいので、買う価値はあるかなと。特にスマホなどのアプリの騒音計を使っている人にはおすすめ。現在の騒音計のアプリは、誤差が大きすぎて正確にはほど遠い。
サンコーの小型デジタル騒音計 RAMA11O08は、作りや機能は価格なりだが、安くて手軽な良い騒音計だと思う。小さな音を計測するのにはあまり向いていないけど、ある程度大きな音なら、ちゃんと測れるので、買う価値はあるだろう。特にスマホなどのアプリの騒音計を使っている人にはおすすめである。
○メーカーホームページ:サンコー
定価 | 購入日 | 購入店 | 状態 | 購入価格 |
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5,981円 | 2013/07/27 | Amazon.co.jp | 新品 | 2,250円 |
私の購入記録は上記のとおり。購入したのはかなり前になるが、Amazon.co.jpで買い物するついでに買った。クレジットカード払いだったので、代引き手数料などはかからなかった。2018年6月現在、アマゾンは2,000円以上の買い物で送料無料。
最安値は私の知る限りでは新品1,000円ほど。
※商品価格はいずれも税込表示。