MDR-EX90SL(ソニー)のレビュー

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MDR-EX90SLの画像

主な仕様
型式
密閉ダイナミック型
ドライバー直径
13.5mm ドーム型CCAW
周波数帯域
5~25,000Hz
最大許容入力
200mW
インピーダンス
16Ω
感度
106db
質量
約7g
プラグ
ステレオミニ(金メッキ)
コード
約0.5m OFCリッツ線

国産メーカー、ソニーのカナル型イヤホン。高級カナルの第一弾らしい。ソニーが相当こだわって作ったようで、スペシャルコンテンツ(開発者インタビュー)と称した特設サイトまで用意されている。

サイトには同社のモニターヘッドホン、MDR-CD900STの技術を受け継いだことやいろんな人の耳の型を取り、装着感にこだわったことなどが書かれている。興味のある方はぜひ一度読んでみて欲しい。このページの下の方にリンクを張っている。

シリーズとしては下位機種にMDR-EX85SLがあるようだ。実際のところ、MDR-EXという型の付くモデルが多すぎて、どれが一連のシリーズなのかよくわからない。色違いまであり、非常にややこしい。型に3桁の数字が付く新型も発売されている。

MDR-EX90SLは新型が発売されるまで、MDR-EXシリーズの最上位機種として君臨してきたのだが、2008年にあえなく生産終了となった。私が気づいた時にはもう店頭在庫のみ。店頭在庫がなくなれば、新品で入手することは困難になるし、上述したサイトを読んでどんなものか興味もあったので購入。

それにしても、イヤホンに8,000円も掛けることになるとは・・・。一昔前では考えられない。どうもスパイラルにはまり、金銭感覚が麻痺してきているようだ。まあ、買ってしまったものは仕方がないので、気を取り直してレビューしていこう(笑)。

なかなか凝った外箱に本体、延長コード、イヤーピース、キャリングポーチ、インナーケース、取扱説明書、保証書が入っている。付属品が豪華。さすが高価なだけのことはある。

※延長コードの詳細は外観の項目参照。

外箱には【N.U.D.E EX monitor】の文字。高級イヤホンを買ったという感じがする。

イヤーピースはS・Lサイズのものが内箱に固定されて付属。本体に装着されているMサイズのものを含めると3セットあるので、耳の穴の大きさに合わせて使えば良い。

キャリングポーチの材質は人工皮革でなく、本皮。インナーケースが収められており、本体と延長コードを持ち運べる。

保証書の保証期間はいつもどおりメーカー保証が1年。

外観

全体的に良い。材質はプラスチックとアルミニウムが半々ぐらい。アルミ部分に【SONY】のロゴ。体積が小さい割にはなかなかの高級感を感じさせる。イヤーピースのすぐ後ろに音を抜けさせるための穴がある。開放型のような作り。コードの出どころ部分はゴムでできており、断線に配慮している。

デザインは好みの問題があるが、色使い含め普通か。

イヤーピースは薄いシリコンゴム製で十分柔らかい。

コードは長さ約0.5m、太さ約1mm。途中から2本が合流する形(合流後は太さ約2mm)になる。長さは、ウォークマンを胸ポケットに入れて使う私にはちょうど良いのだが、一般的には短いと思う。短いと思うなら付属の延長コードを使えば良い。太さは合流前が細いので断線しないかやや心配だ。

コードの硬さは普通で特に扱いづらくはないが、個人的には布巻きが良い。ソニーのイヤホンの例に漏れず、このイヤホンもネックチェーン方式。

プラグはステレオミニプラグ。金メッキ処理されている普通のもの。

延長コードは長さ約1m、太さ約2mm。

延長コードのプラグは、L型ステレオミニプラグで金メッキ処理されている。

装着感

普通には良い。想像よりは悪いか。特設サイトでえらくプッシュしていたので、こんなものかと思ってしまう。ウォークマン NW-S736F(N)のイヤホンとあまり変わらない。遮音性、音漏れ防止も、上述したイヤーピース後ろの穴から音が抜けるのでやや悪い。持つ部分が小さすぎて着脱しにくいのも難点。【SONY】のロゴがはげそう。

環境:ウォークマン NW-S736F(N)(ソニー)

音の傾向はやや低音よりのフラットか。音自体はやや細め。高音の量はやや少ない。MDR-CD900STの技術を受け継いだとのことだが、これは肩透かし。低音の量はやや多い。カナル型の特徴を生かした厚みのある低音。こもりはほとんど気にならない。声などの中音は他の音に埋もれずはっきり聴こえてくる。

音場はカナル型にしてはなかなか良い。音は近いが、普通のイヤホンのような開放感があり、左右にはかなり広い。

基本性能、原音忠実性、質感、鮮やかさ、厚み、ノリ、打ち込み表現はどれを取っても価格なりか。モニターをうたっているだけあって、なかなかバランスは良い。だが、特筆するものがなく、物足りなさも感じる。楽器は特に苦手といったものはないように思う。

合う曲のジャンルはポップス、ロック。バランスは良いが、コストパフォーマンスは微妙。

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まとめ

MDR-EX90SLの画像2

ソニーのMDR-EX90SLは8,000円も出したイヤホンなので、期待が大きすぎたのかもしれないが、いまいちピンとこない。作りは価格なりにはある。しかし、装着感と音は、ウォークマン NW-S736F(N)のイヤホンとあまり変わらないように思う。エージングが足りないのだろうか?装着感は変わりようがないが、音は長い目で見るか・・・。

作り デザイン 装着感 遮音性 音漏れ防止
4 3.5 3.5 3.5 3
携帯性 音質 楽しさ
5 3.5 3

○メーカーホームページ:ソニー
○スペシャルコンテンツ:MDR-EX90SL 開発者インタビュー

MDR-EX90SLの購入記録と最安値

定価 購入日 購入店 状態 購入価格
12,390円 2008/11/25 ヤマダ電機 新品 7,943円

私の購入記録は上記のとおり。レビュー時点で生産終了しているので、詳細は記載しない。

最安値は、私の知る限りではAmazon.co.jpの新品5,666円。

※商品価格はいずれも税込表示。

その後

エージングが進んだのか、他のイヤホンと比較を重ねて、音質が良いと思うようになったのかはわからないが、現在MDR-EX90SLの音質の評価は、やや上がっている。

追記:MDR-EX90SLのイヤーピースをEP-EX10M/B(ソニー)に交換してみた。詳細はMDR-EX90SLのイヤーピースをEP-EX10M/B(ソニー)に交換するに記載。

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