フレッツ光 西日本のセキュリティ対策ツール for Windowsの評価
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NTT西日本のフレッツ光を契約すると、永年無料のウイルス対策ソフトが1台分付属している。1ライセンス1台なので、2台目からは有料になるが、1台だけでも買い直さなくて良いのは結構便利だ。それでは、このウイルス対策ソフト、セキュリティ対策ツール for Windowsの性能は、どの程度になっているのだろうか？軽く評価しておこう。
※フレッツ光 西日本のセキュリティ対策ツールには、Windows版のほかにMac版とAndroid版がある。永年無料で使えるのはその中のどれかひとつだ。私はもっぱらWindows版を使っている。インストールや設定、使い方などは、いずれもNTT西日本のホームページを見ればわかると思う。
※光コラボレーションには、永年無料のセキュリティ対策ツールはない。また、フレッツ光から光コラボレーションに転用した場合、永年無料のセキュリティ対策ツールは使えなくなる。
本体はウイルスバスターと同じ
画像を見てもわかるように、本体はトレンドマイクロのウイルスバスターと同じ。正確には、NTT西日本に技術提供という形で、1年前のウイルスバスターが使われているようだ。
※ウイルスバスターとは、迷惑メール対策やフィッシング対策、ネットバンキング保護など様々な機能を持った、有名な市販のウイルス対策ソフトである。
基本性能は、1年前のウイルスバスターといっても、最新のウイルス定義ファイルが使われているので、最新のウイルスバスターと何ら変わらない。
動作は軽くも重くもない
動作は軽くも重くもない。動作の軽さでは、私が使っているもうひとつのウイルス対策ソフト、ESET パーソナル セキュリティには及ばない感じだ。
私は過去にウイルスバスターも使った経験があるが、その時よりはインターフェースがシンプルになり、動作もかなり軽くなっている。もちろん、これはインストールするパソコンのスペックにもよるのだが。動作環境は、トレンドマイクロやNTT西日本のホームページで、事前に確認しておいた方が良いだろう。
※私がフレッツ光 西日本のセキュリティ対策ツール for Windowsをインストールしているパソコンは、東芝のdynabook TX/67E PATX67ELPである。
機能はファイアウォールがやや不満
機能はファイアウォールがやや不満である。なぜなら、ウイルスバスター以外のウイルス対策ソフトの多くは、独自のファイアウォールを持っているが、ウイルスバスターだけがWindows Defender＋オプションという形になっているからだ。
しかし、ウイルスバスターのファイアウォールが、他のウイルス対策ソフトに比べて大きく劣っているわけではない。よって、前述した基本性能を考えても、フレッツ光 西日本のセキュリティ対策ツール for Windowsに代えて、他のウイルス対策ソフトをインストールする必要はまずないだろう。
まとめ
フレッツ光 西日本のセキュリティ対策ツール for Windowsは、基本的にはウイルスバスターと同じである。動作は軽くも重くもなく、ファイアウォールにやや不満な部分もあるが、ウイルスバスターは長年の間、平均点以上の評価を得ている市販のウイルス対策ソフトだ。これに代えて、他のウイルス対策ソフトをインストールする必要はまずないはずである。
その後
光ネクストのセキュリティ対策ツールのアップデートは、IPv6通信を利用して行われている。よって、ルーターやパソコンのIPv6の設定は、有効にしておく必要がある。
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