光ディスクの耐久性・寿命はメーカーによって違うのか?

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DVDの裏面の画像

光ディスク(記録型)の耐久性・寿命は、メーカーによって違うのか?答えはYesだ。海外製の安物を使用すると、場合によっては1年も持たずに記録したデータが消えることもある。

よって、光ディスクを購入するなら、海外製の安物以外になるのだが、それでもかなりの数があってどれを買ったら良いのかわかりにくい。データをできるだけ長期保存するためのおすすめの光ディスクとは?

日本製が良い

光ディスクは、できれば日本製、少なくとも日本のメーカー製(海外生産)のものを購入しよう。日本製の光ディスクは価格がやや高くなるが、生産拠点にお金をかけているので信頼性が高い。逆に、海外製の安物は、生産拠点にお金を一番かけていないから信頼性が低く、記録層に使われる色素の量もケチっているらしい。道理で記録したデータがすぐに消えるわけである。

光ディスクの平均寿命は約何年?

バックアップ専用のDVDの画像

光ディスクの平均寿命は、日本製の光ディスクを適切に保管しても、30年ぐらいだと思われる。なぜなら、ポリカーボネート製の外装と記録層に使われている色素が、経年劣化するからである。よって、光ディスクの寿命は半永久とか100年とかいわれるが、そんなに長くは持たないだろう。有機系色素が使われているCD-RとDVD-Rの平均寿命は、約20年といったところか。

※ガラスはポリカーボネートより耐久性に優れるが、耐衝撃性がなさすぎて光ディスクにはあまり向かない。

ただし、ポリカーボネートは、屋外の建築資材にも使われるプラスチックなので、耐久性はなかなか侮れない。光ディスクの寿命は、保管方法を徹底することはもちろん、記録方式を変えることでもっと伸ばせる可能性がある。

記録方式を変えるとは例えば、M-DISCである。M-DISCとは、アメリカのMillenniata(ミレニアータ)社が開発した新しい記録メディアで、耐久性を高めたDVDやブルーレイディスクのことだ。光・熱・湿度などによる経年劣化に強く、数百年にわたってデータを保存することができ、データの読み込みは一般的なドライブで可能とのこと。

M-DISCの記録方式は、金属系素材にまるで石に文字を刻むようにレーザーで物理的な凹凸を生成するため、ポリカーボネートの耐久性次第で、光ディスクの寿命は本当に数百年持つかもしれない。

ただし、問題はM-DISCの価格がかなり高いことと、数百年先にM-DISCを読めるドライブが存在するかどうかである。これらのことを考えると、データはやはり一般的なメディアを使用し、定期的に新しいメディアに移行して保存することが現実的だろう。

※HDDやUSBなどのフラッシュメモリーは、光ディスクより使いやすいが、長期保存の観点においてはかなり劣る。

おすすめの光ディスクのメーカーとは?

Verbatimのロゴの画像

おすすめの光ディスクのメーカーとは、Verbatim(三菱ケミカルメディア)やパナソニック、ソニーなどの日本のメーカーになる。上述したようにできれば日本製が良い。価格はやや高くなるが、海外製とはやはり信頼性が違う。

一昔前は、国内生産でおなじみのThat's(太陽誘電)が一番おすすめだったが、太陽誘電は2015年いっぱいで光ディスクの事業から撤退してしまった。撤退の理由は、HDDの大容量化やクラウドサービスの普及による、想定を超えた市場の縮小と原材料価格の高騰らしい。

光ディスクは種類が多くてわかりにくいので、くれぐれもあなたの用途に合ったものを間違えずに購入しよう。このサイトの光ディスクとは?種類や容量など一覧が、少しは参考になると思う。

まとめ

光ディスク(記録型)の耐久性・寿命は、メーカーによって違う。光ディスクはできれば日本製のものを購入して適切に保管しよう。光ディスクの平均寿命ははっきりとはわからないが、データを長期保存するなら、定期的に新しいメディアに移行して保存することが現実的だろう。

おすすめの光ディスクのメーカーとは、Verbatim(三菱ケミカルメディア)やパナソニック、ソニーなどの日本のメーカーになる。

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