光ディスクとは?種類や容量など一覧

  1. ホーム >
  2. 関連機器 >
  3. 光ディスクの違いとは?種類や容量など一覧

光ディスクの画像

光ディスクとはCDやDVD、BD(ブルーレイディスク)のように、レーザー光によってデータを読み書きする記憶媒体のことである。光学ディスク、光学メディアともいう。どれも外観はほとんど同じなのに、種類が多くてわかりにくいのが難点。ブルーレイが登場してからなおさらわかりにくくなった。

よって、ネットの情報を基に、確認をかねて現存する光ディスクをざっと調べてみた。後で見てもわかりやすいように、種類や容量などを一覧表にしてまとめておこう。

光ディスク(12cm)の種類や容量などの一覧表

メディア 規格 読み出し 書き込み 容量 回数
CD CD-ROM × 650~700MB 0
CD-R 1
CD-RW 1,000
DVD DVD-ROM × 4.7~17.08GB 0
DVD-R 1
DVD-R DL
DVD+R
DVD+R DL
DVD-RW 1,000
DVD+RW
DVD-RAM 100,000
BD BD-ROM × 25~100GB 0
BD-R 1
BD-RE 1,000

※光ディスクの直径は12cmか8cmだが、現在の光ディスクの直径は、ほぼ全て12cmである。

※回数の項目はメディアが書き込みできる回数を表している。

ROM(ロム)とはRead Only Memoryの略で、データの記録と削除が一切できない読み取り専用のもの、RとはRecordableの略で、データの記録が1回だけできるもの、RWとはReWritableの略で、データの記録と削除が1,000回以上できるもののことである。REとはReWritableの略でRWと同じ意味である。

DVD±R DL(Dual Layer)とは、2層式のDVD±Rのことである。記録面を2層にすることで2倍の容量を実現している。ただ、1層式に比べて書き込み速度が遅く、DVDドライブもDLに対応している必要がある。

DVD-RAM(Random Access Memory)とは、DVD±RWと違い、ハードディスクやフロッピーディスクのように、データの記録と削除ができるDVDのことである。データの記録と削除は100,000回以上できる。ただ、他のDVDの規格と互換性がなくて少しマニアックだ。

DVDの-(ハイフン)と+(プラス)の違い

DVDの-(ハイフン)と+(プラス)は、規格を作った組織が違う。-の規格はパナソニックや東芝、日立、Microsoft、IBMなどが参加するDVDフォーラムという組織で作られたのに対し、+の規格はソニーやPhilips、DELL、HP、三菱化学メディアなどが参加するDVD+RWアライアンスという組織で作られた。

規格を作った組織が違うので、双方のメディアに互換性はない。対応するドライブの数は、先に作られた-の規格の方が多い。

書き込み速度

書き込み速度は、メディアによって基準となる1倍速の速度が異なる。CDは150KB/s、DVDは1,385KB/s、BDは4,500KB/sだ。メディアのパッケージなどに○倍速対応と表記されているのは、この値を基にした書き込み速度である。

また、これは当たり前だが、○倍速の書き込みを行う場合、光学ドライブとメディアの両方が○倍速の書き込み速度に対応している必要がある。

CDラジカセとCD-Rの画像

音楽CD(CD-DA)の最大記録時間

音楽CD(CD-DA)の仕様は、規格上で決まっていて一定のため、最大記録時間も決まってくる。音楽CDの最大記録時間は640MBのCDで約70分、650MBで約75分、700MBで約80分となる。規格上では97分まで可能らしい。

※CD-DA(Compact Disc Digital Audio)とは、コンパクトディスクに音楽などの音声を収める規格のことである。

各メディアの用途

各メディアの用途は、現在では音楽CD(CD-DA)を作成するならCD、それ以外ならDVDかBDになるだろう。パソコンのデータを記録するなら、容量だけ考えれば何でも良いが、テレビを録画するなら、録画用のCPRMに対応したものがいるので注意が必要。何回も書き換えたいなら、DVD±RWやDVD-RAM、BD-REを購入しよう。

※CPRM(Content Protection for Recordable Media)とは簡単に言えば、デジタル放送の「1回のみ録画可」である映像をDVDなどに録画した後に、別の記録メディアにデジタルコピーできなくする著作権保護技術のことである。

DVDドライブの対応規格

DVDドライブの対応規格は以下の4種類である。DVDが読み書きできるドライブなら、基本的にCDも読み書きできる。

  1. DVDデュアルドライブ:DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW の読み書きに対応
  2. DVDマルチドライブ:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMに読み書きに対応
  3. DVDスーパーマルチドライブ:DVD-ROM、DVD±R、DVD±RW、DVD-RAMの読み書きに対応
  4. DVDハイパーマルチドライブ:DVD-ROM、DVD±R、DVD±RW、DVD-RAMに加え、DVD-RとDVD+Rの二層記録(DL)の読み書きに対応

CDの音楽用とデータ用の違いとは?

CD-Rの画像

CDには音楽用とデータ用の2種類があるが、違いがふたつある。

第一に、著作権料(私的録画補償金)が価格に反映されているかいないかである。音楽用は、私的録音録画補償金制度により、著作権料が上乗せされているのに対し、データ用は何も上乗せされていない。よって、音楽用はデータ用に比べてやや価格設定が高い。

第二に、一般のCDレコーダーなどで書き込みができるかできないかである。パソコンでは、音楽用でもデータ用でも問題なく書き込みできるが、一般のCDレコーダーなどでは、音楽用でないと、書き込みできない可能性が高い。

また、これは事実かどうかわからないが、音質も音楽用の方が若干良いといわれている。

DVD/BDの録画用とデータ用の違いとは?

DVD/BDには録画用とデータ用の2種類があるが、違いがふたつある。上述したCDと似ている。

第一に著作権料(私的録画補償金)が価格に反映されているかいないかである。録画用は、私的録音録画補償金制度により、著作権料が上乗せされているのに対し、データ用は何も上乗せされていない。よって、録画用はデータ用に比べてやや価格設定が高い。

第二に、テレビが録画できるかできないかである。録画用はCPRMに対応しているため、テレビが録画できるが、データ用はCPRMに対応していないため、テレビが録画できない。

BDにファイナライズは必要ない

ファイナライズとは、CDやDVDなどの記録型の光ディスクにおける、データ構造を完結させて互換性を持たせる処理のことをいうが、BDは規格外のため、BDにファイナライズは必要ない。

CDやDVDなどは、追記型メディアのことを考慮せずに、当初のROM方式のメディアの規格を標準化してしまったため、後発の追記型メディアと互換性が取れなかったのに対し、BDは当初から追記型メディアを考慮して標準化しているため、互換性が取れているのである。

※BD-Rはファイナライズすることも可能。BD-REは不可能。

一番寿命が長いメディアはどれなのか?

DVD-Rの画像

CD/DVD/BDの外観は直径が12cm、厚さが1.2mm、材質がポリカーボネートでどれも同じだが、構造が違って一長一短ある。

CDは、記録層がレーベル面(印刷面)に極端に寄っているので、レーベル面の傷に弱い。その代わり、記録面(光る面)の樹脂層は1.2mmと一番厚く、記録層の構造も単純で耐久性がありそうである。

※記録層とはデータを書き込んでいる層、樹脂層とは記録面の透明な層のことである。

DVDは反りに強くするために、CDの半分の厚さのディスクを2枚貼り合わせた構造になっている。よって、レーベル面と記録面の耐久性のバランスが一番取れているだろう。その代わり、記録面の樹脂層は0.6mmとCDより薄く、記録層の構造も複雑である。そして、貼り合わせに使った接着剤も劣化しないか気になる。

BDは大容量にするために、厚さ1.1mmの基板の上に記録層を作成し、その上から厚さ0.1mmのカバー層を被せた構造になっている。よって、記録面の樹脂層が0.1mmしかなく、耐久性がなさそうだし、記録層の構造も複雑すぎる。その代わり、記録面にTDKのDURABIS(デュラビス)などのハードコート技術が施されている。

記録層に使われている色素は、CD±RWやDVD±RW、DVD-RAM、LTH以外のBDが無機系色素、CD±RやDVD±R、DVD±R DL、BD-R LTHが有機系色素である。無機系は有機系より経年劣化に強いといわれるが、紫外線に強いだけで熱に弱いという情報もあり、詳細はよくわからない。

まあ、結局は容量が問題になってくるので、メディアごとの寿命を追求しても、あまり意味がないかもしれない。寿命はどのメディアも100年などといわれるが、こればかりは保管し続けなければわからない。

確実に言えることは、光ディスクは信頼できる日本製のものを購入し、黒いケースに入れて暗い湿気のない涼しい場所に縦置きで保管すれば、長持ちするということぐらいである。海外製の安物はすぐ読み込めなくなるとよくいわれるが、それは私も確認済みだ。

※何回も書き換えられるメディアは耐久性がありそうだが、熱に敏感に反応する素材を使っているため、一回しか書き込めないディスクと比べて長期保存に向かないらしい。

関連するページ


PCで快適!音楽生活 - PCオーディオ・ヘッドホンのレビューサイト